「台本公開」に当たって


「台本公開にあたって」

私たちは、演劇人として、戦争に対してなにができるかを考え、演者が「当事者たちの発言」を演じることによって、その体験を観客とともに知り、学んでいく方法を探りました。

イラク攻撃を阻止するために、当初、行動を起こしましたが、「爆弾の下にいる者との連帯」は、開戦され、あるいは開戦が阻止されたときに終わるものではありません。

そのため、最初の台本から、「9・11」や「イラク」に限定することなく、世界各地の紛争や難民、過去の戦争も視野に 入れ、これから何をしていけばいいのか、そのために何を知らなければいけないのかを考え、台本化してきました。

このリーディング台本は、世界各地で人々が話し、書いた言葉の引用で構成しています。

これらの台本の構成者及び作者は、多くの人にこの内容を広めたいという意図のもとに、著作権を放棄しています。この台本を使って表現したい人たちがそれぞれの上演に合わせ、新聞や本やメモなど思い思いの「書かれたもの」を加えたり、この台本が引用している文章や歌をカットし、構成し直すことも可能です。

但し、上演に際し、新たな引用をされる場合、引用出典を追加し、観客に明らかにするよう、また、この台本を変更する場合も、変更したことを宣伝物と当日の配布物などで、観客に明らかにしていただけるようお願い致します。

それから、この台本が非戦を選ぶ演劇人の会で、いつリーディングされたものか、また、構成者及び作者名とタイトルの表示及び引用参考文献も、合わせて、宣伝物と当日の配布物などで明示していただけるようお願い致します。

また、この台本を営利目的に使用することを禁じます。
尚、上演ご希望の方は、上演の日時場所などを以下までお知らせいただけるようお願い致します。

info@hisen-engeki.com


2007年6月30日

非戦を選ぶ演劇人の会 ピースリーディングvol.10
9条は守りたいのに口ベタなあなたへ…


作・演出・構成=永井 愛
於・全労済ホール/スペース・ゼロ

憲法の問題を、家族劇・ご町内の話として描く永井愛の書き下 ろし!
九条をめぐり右往左往する親しみ深い人たちとともに、近代立憲主義の最も進化した「日本国憲法」について、もっと気軽に話すきっかけを探してみましょう。

台詞につけた※印の番号は、巻末の引用・参考文献一覧を示しています。

2004年5月5日「おやすみ世界のこどもたち」台本公開
(こどもの日にちなんで、今の日本の子供たちの作文や、過去の広島・長崎の子供たちの作文、沖縄や南京の惨状の証言、ベトナム兵の回想、在日米軍基地で の暴行事件などに加え、イラク・ファルージャの虐殺などで構成しました。引用出典などは各部の末尾に記載)
2004年2月22日「NO WORDS, NO PEACE!! 言葉なくして平和なし!!」台本公開
    1部   2部   3部
(イラクへの自衛隊派兵が強行される中、過去の戦争、自衛隊の現状、イラクの状況などで構成しました。引用出典などは各部の末尾に記載)
2004年1月15日平田伊都子さんのお話
(2/22の台本の元になった談話です。台本には入れられなかった情報もありますので、許可を得て、ここに公開致します)
2003年8月10日
「あきらめない、20003 夏」
台本公開

(イラク攻撃前の2/28の台本に、開戦中の情報を加え、構成しました)
出典・参考文献
2003年4月5日
「あきらめない」
台本公開
(イラク「戦後」と言われる状況の中で、実情はどうなっているのか、情報を加え、構成しました)
出典・参考文献