「Re:カクカクシカジカの話」 (作:相馬杜宇(あいばもりたか) / 構成・演出:楢原拓)
大学四年生のマサトは、核問題に関するレポートとして、オバマ米大統領のプラハ演説を引用し、「世界は核廃絶に向けて進んでいる」という論旨でまとめて提出したが、「内容が薄い」と教授に再提出を命じられる。彼はこの単位を落とせば留年確実である。「それはまずい」と真面目にレポート作成に取り組み、核廃絶の立場でレポートをまとめようと決意するが、核武装論者の語る脅威論・核抑止論を聞き、立ち止まってしまう。 「被爆国として、同じ目に遭わないためにも核は持ったほうが良いのではないか…?」 核問題に関心を持たずに生きてきた一人の若者が、核廃絶を選ぼうとする過程を通し、様々な核問題に目を向け、迷い、考えていく。はたしてレポートは完成するのか…?
→聞き手/相馬杜宇・楢原拓
→聞き手/永井愛・渡辺えり
リーディング「井上ひさし 平和への祈り」 (構成台本:石原美か子、長田育恵 / 演出:渡辺えり / 演奏:朴勝哲)
4月9日に亡くなられた井上ひさしさんの戯曲や様々な講演、著作から、平和への思いを語られた言葉で構成された朗読を行います。